◆DIYキット【ベンチ】設計図と解説動画で超簡単!ダイニングキッチンにも最適 杉生×カミヤ先生
DIYをはじめたらまず作って欲しいのがDIYキット【馬】です。
私カミヤ先生が考案した馬は多くの方が作業台として作ってくれました。
その後ステップアップとして作って欲しいDIYキット【ベンチ】が登場しましした。
ベンチは「ダイニング用に作りたい」というご要望も多いのですが、意外と難しかったりします。
でもこのベンチのキットは簡単に作れるのでぜひ検討してみてくださいね。
しかも横幅450mmの1人掛けと900mmの2人掛けの2種類があるので、いろんなシチュエーションで作れます。
つなげても良し。長さを切っても良し。数種類作って全く違うものを作っても面白そうですね。
●DIYキット【ベンチ】の内容は?
それではキットの中身を見ていきましょう。
樹種は三河杉です。
三河杉は油が多く艶が良く出るので使えば使うほど味が出てきます。
杉生では木材の乾燥に力を入れ、制作後の割れや縮みなどがほとんどありません。
(※天然木ですので多少は出ます)
天然乾燥と熱を加えないバイオ乾燥で含水率を限界まで引き下げますので安心してお使いください。
◆ベンチのキットの内容
基本のベースは天板1枚と脚材2枚からできています。
板の厚みは30ミリと厚く奥行きは300mmの板になります。
天板は横幅450mmの1人掛け用と、900mmの2人掛け用の2タイプから選べます。
補強材は45×50mmの貫が1本あるので裏から固定します。
天板を止めたあとの埋木用の10mmの丸棒も付属されています。
●DIYキット【ベンチ】を作るときに必要な工具
ベンチキットは予め精度の高いカットがしてあるので丸ノコなどは必要ありません。
インパクトや電動ドリルと10mmのドリルがあれば作れると思います。
今回動画で使った工具を書き出しておきますが必ず購入しなければいけないわけではないので、参考にしてください。
・インパクトや電動ドリル(10.8v以上)
・10mmのドリル(10mmのドリルならOK)
・皿取錐
・アサリのない鋸
・サシガネ・曲尺
・下穴錐 径3mm
・ペーパー等
・コーススレッドビス 75mm 10本
・コーススレッドビス 65mm 5本
今回動画で使った物のリンクはこちらになります。
(全てAmazonです)
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●DIYキット【ベンチ】作り方の手順
作り方はとても簡単なのでこちらの図面を見てください。
あとは固定をどうするか?というところを設計図代わりに動画を見てくださいね。
■脚を立て天板を乗せる
まずは脚材を両隅に置きます。
片側は倒れないように端材を噛ませてクランプで固定します。
このとき木表を外側に出し根裏も見ておきましょう。
脚が立ったら天板を乗せます。
■埋木用の穴の場所を決める
10mmの丸棒を使うので10mmのドリルを使いますが動画では竹用ドリルを使用しました。
竹用ドリルはとても切れ味が良いです。
皿取錐と埋木錐のセットを持っていれば杉の端材で木栓を作ることもできます。
▼参考記事(動画付き)
スターエムの皿取錐&埋木錐セットの使い方と選び方の注意点 失敗しないコツとおすすめのサイズ
埋木を打つ場所を決めますがサシガネを使いだいたい図のような位置にしておくと良いでしょう。
埋木は3個にすると中心が貫のビスと当たる可能性があるので4個にしたほうが良いです。
■埋木用の10mmの穴を開ける
では竹用ドリルで埋木用の穴を開けます。
使うのはインパクトドライバーや電動ドリルを使ってください。
▼参考記事(動画付き)
スターエム竹用ドリルの超切れる理由とは!失敗しないコツとおすすめの電動工具
深さは10mm程度にしておきます。
■下穴を開ける
竹用ドリルで穴を開けると中心がわかるのでその中心を捉え下穴錐(径3mm程度)で下穴を開けます。
このときに板の合わせがズレないようにしっかり抑えながら下穴を開けます。
はじめの1本が大事なので慎重に。
■ビスを打つ
使うビスは65~75mm程度あれば大丈夫です。(動画では75mm)
下穴を開けたらビスを打ちますがしっかり固定しておいてください。
このときもし接合面がズレたら一度ビスを抜いて反対側の穴から再挑戦します。
こうなると面倒なのではじめにしっかり場所を決めてズレないようにしてください。
■2番目以降の埋木の穴とビス止め
1本めが決まってしまえばあと楽です。
残り3箇所の埋木の穴を開けておきます。
ただし下穴は1箇所ずつ順番に開けるので接合面はツライチになるように脚材を動かしながら下穴を開けてください。
ツライチ具合は触って確認します。
残りの2箇所も同様に固定していきますが脚の板を曲げながら固定していきます。
接合面にスキマなどなければひっくり返します。
■もし天板のビスが見えても良い人は?
中には「埋木のドリルもないしビスが見えてもいいや」という人もいるかと思います。
そんなときは皿取錐でさらって下穴を開けてビス止めでもOKです。
皿取りだけはやらないと木が凹んだしまうので注意してくださいね。
■貫を固定する
片側のビスが固定できたら材をひっくり返します。
このときなにか保護するものを敷いておいてください。
貫を中心に置くので中心線を出し墨付けをします。
貫の中心と
天板の裏側にも
貫はビスを3箇所ぐらいに打つので適当な位置で墨付けをします。
最後に横から脚を固定するためのビスが打たれるのであまり外側に下穴を作らないように。
動画内では貫の端から80mm程度の場所と貫の真ん中(840mm)に下穴を開けました。
その3箇所に皿取錐で皿を取っておきます。
下穴を開けますが突き抜けないように注意して下穴を開けてください
取り付けた脚側に押さえつけながらビスを打ちます。
中心線に合わせて残りの2箇所もビス止めしてください。
※ここで強度を出したい人は木工用ボンドを使えば良いですがバラさない前提で取り付けてくださいね。
動画ではボンドは使いませんでした。
■反対側の脚を天板と固定する
今度はまたひっくり返して反対側の脚を固定しますが手順ははじめと同じです。
1本めだけはしっかりズレないように慎重に固定してくださいね。
もし板が反っていて引っ張れないときはクランプなどを使用しましょう
▼参考記事(動画付き)
クイックバークランプの便利な使い方 強さと長さをSK11とE-Valueから自分流のおすすめを探す
■脚を側面から貫と固定する
まだ脚は天板としか固定されていないので今度は側面から貫と固定します。
貫は下の画像の位置にあるので測って墨付けをしてきます。
10mmの竹用ドリルで同じように埋め木の穴を開けます。
下穴を開けますがめいいっぱい深くしても良いです。
少し眺めのビス(75~90mm程度)をインパクトで打ち込みます。
動画内は75mm。
側面のビス打ちはカムアウトしやすいので注意してくださいね。
今回は1本でしたが上下2本に分けることでより強度を増すことができます。
ただ1本で問題ないかとは思います。
■側面に埋木を見せたくないとき
側面の埋木を見せたくないときは裏側から固定することも可能です。
貫の端から30mm近辺のところから皿取錐を使って45度よりちょっと倒したぐらいの角度で穴を開けます。
そこに下穴を開けますが突き抜けないように注意してくださいね。
使用するビスの長さに注意して打ち込んでください。
今回は65mmを使いましたが横から見ながら検討をつけてくださいね。
もし「突き抜けそうかな?」と感じたら出口付近に左手を添えておきます。
ゆっくり締めていきましょう。
もし突き抜けそうなら「もこもこ」と左手に振動を感じます。
そうしたら短いビスに交換すれば良いです。
■埋木をする
埋木用の穴を開けた場所にボンドを流しておきます。
丸棒を入れるときは目を見て方向を決めましょう。
付属の10mmの杉の丸棒を刺し金槌で叩いて入れます。
アサリのない鋸でカットします。
Zソーのクラフト145は傷もつかずにキレイにカットすることができますよ。
ついでに側面も。
埋木部分をパームサンダーを使って削ります。
▼参考記事(動画付き)
SK11 10.8Vのパームサンダーは超おすすめ!B&Dマウスサンダーと色んなペーパーを使って比較
■表面を仕上げて完成
最後はお好みでサンディングして完了です。
コーナーや角も触って痛くないぐらいに仕上げておくと良いです。
下側のコーナーも削っておきましょう。
コーナーサンダーのペーパーはB&Dがおすすめです。
塗装などはくるみ油などが簡単なのでおすすめですがお好みで。
●DIYキット【ベンチ】販売について
■値段について
値段は450mmのタイプが4,000円(税込み)。
900mmのタイプが5,500円(税込み)です。
■送料について
送料は着払いですが梱包サイズを確認して佐川急便のサイトを見て確認してください。
2セットまでは同梱できると思うので参考にしてみて下しさい。
450mm 1セット→サイズ100
2セット→サイズ140
900mm 1セット→サイズ140
2セット→サイズ160